仙台牛タンの誕生・豆知識
名物となった仙台牛タンの歴史
1948年(昭和23年)、仙台の焼き鳥店「太助」初代店主・佐野啓四郎が、洋食料理の中で使われていた素材「牛タン」に着目し、試行錯誤を重ねた末「牛タン焼き」を考案したのが仙台牛タン焼きの始まりです。しかし当初は物珍しさもあり、珍味として一部の愛好者や酔客が「締め」に食べる程度でした。やがて高度経済成長期になって、他都市から仙台への転勤族や単身赴任者(仙チョン族)が増えると、 昼食時や夜の街で仙台牛タン焼きの味を知り、仙台赴任からとりわけ東京に戻ったサラリーマンの間で、口コミで広まり仙台牛タン焼きは評判になりました。
また、牛タンの高蛋白質の割に脂肪が少ないことがマスコミ等で紹介され、 ヘルシー志向の人たちのみならず国民全体に牛タンが受け入れられていき、名物として全国に知られるまでになったのです。
仙台牛タンと焼肉のタン塩の違い
まず、大部分の牛タン専門店では、タン先などの固い部分を使用せず、原木と言われる最も柔らかい箇所だけを限定して使っています。もう一つ大きな違いは、厳選されたその部位を皮むきし、分厚くスライスした後、日数をかけて「仕込み」といわれる熟成作業を行うところにあります。この仕込み作業があることで、肉の旨みが増 し、深い味わいの牛タン焼きが完成されます。
炭焼きで炙ったタンは、高タンパクの割に脂肪分が少ないため、ヘルシー志向の女性にもオススメです。
各店で仕込みの方法や味付けが変わるため、お店によって様々な特徴、味わいがあります。各店の味を食べ比べして、自分のお気に入りのお店を見つけてください。
本場の牛タンを味わおう
仙台の牛タン専門店で定番なのが、牛タンの厚切りに麦飯、テールスープがセットになった定食です。1,200円から1,500円ぐらいで本場の牛タンを味わえるということで、地元民はもちろん多くの観光客に人気です。栄養価の高いゼラチンが多量にふくまれているテールスープと、食物繊維が多くビタミン豊富な麦飯を合わせるなど栄養バランスもよく、カロリーが気になる人でも、ガッツリ肉料理が楽しめます。
そのほか、タンシチューや、牛タンカレー、牛タン寿司など、牛タン専門店ならではのメニューが揃うお店もあります。国分町ナビ.comでは、老舗の牛タン店や近年、美味しいと評判の牛タン専門店が多数掲載されてますので下のリンクよりご覧ください。ぜひとも本場の牛タンを食べに国分町へお越しください。